吉本ばななで深呼吸をするということ。

ヒューマン

無事に初回の投稿を終えた。途中、作業が難航しすぎて、心の折れる音で曲が一曲仕上がってしまうのではないかと思った。

全ブロガー様方と、ネットに携わる全ての人を尊敬する。

さて記念すべき1冊目の本紹介は、迷いに迷って、私を読書沼に突き落とし今も這い上がる事を許さないキッカケになった、吉本ばななの『TUGUMI』に決めました。

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病弱で生意気な美少女つぐみと海辺の故郷で過した最後の日々。二度とかえらない少女たちの輝かしい季節を描く切なく透明な物語。

中公文庫

この本に出会ったのは、中学時代の国語のテストだった。美少女だが傍若無人で病弱な主人公のつぐみに、一瞬で心を持っていかれた。

時をあけず図書館に走り、ひと息で読んだのを覚えている。ちなみにテストの出来はあまりよくなかった。

当時は今でいう厨二病真っ只中、私はつぐみになりたくてなりたくて身悶えした(今はそれを思い出して身悶えする)

従姉妹のまりあの目線で語られるつぐみは、とにかくわがままで美しく、かっこ良くて嫌な女だった。海辺の旅館の一人娘であるつぐみと周りの優しい人々との会話、ゆっくり流れて行く夏の情景が猛烈に良いんです。胸痛いところもあるけど!!

まず1冊となるとこれを思い出す、私にとって大切な作品です。

吉本ばななさんの本は、スピリチュアルが当然隣にあるものとして扱われるがゆえの優しい雰囲気がいい。ゆるしと癒しがある。まあ私スピ系全く詳しくないんですが。

書いていたらまた読みたくなってきたな。一生大切にしたい本だなと思います。

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